2024年1月31日にサービスが終了したトケマッチ。
高級腕時計シェアリングサービスの突然の終了に、批判の声が殺到しています。
ただ、もともとトケマッチは怪しいとの口コミもありました。
この記事では、そんなトケマッチが怪しいと言われていた理由をご紹介します。
トケマッチが怪しいと言われていた理由
高級腕時計シェアリングサービス「トケマッチ」ですが、
次のような理由でトケマッチはもともと怪しいとも言われていたようです。
理由① ありえない年利
トケマッチに高級時計を預けたオーナーは、毎月決まった金額が預託使用料として貰える仕組みでした。
その預託使用料というのが、年利20%以上だというのです。
もちろん時計のブランドや金額によって差はありますが、高い年利であることは間違いありん。
2023年8月の週刊誌SPA!でも、「働かずに稼ぐ」副業として紹介されるほど。
そのため、投資としてトケマッチのサービスを利用していた人が多かったようです。
実際に年利20%がどれくらい凄いのかと言うと、
120万円の価値があるロレックスを1年間預けた場合、1年で約24万円の預託金が手に入ります。
メガバンクの定期預金の年利は0.002%と言われており、120万円を1年預けても利息はわずか24円ほど。
投資は年利5%でも怪しいと言われることもあるそうです。
トケマッチの預託使用料はありえない年利であり、この時点から怪しいと思えてしまいますね。
理由② お金を貰えるハードルが低過ぎる
そんなトケマッチですが、貸した時計が誰かにレンタルされていなくても預託使用料が貰えます。
普通に考えると、自分の時計がトケマッチを経由して誰かの手に渡っていないと預託使用料は入ってこない気がしますよね。
そうじゃないとトケマッチは赤字ですよね…!
ただ、トケマッチはレンタルの有無に関わらず預託使用料が貰える仕組みでした。
トケマッチ公式サイトによると、
「トケマッチ」は、腕時計がレンタルされるされないに関係なく毎月、決まった金額の預託使用料をお支払いさせていただいております。
としっかり記載されており、このことからもビジネスとして成り立っているのか?怪しく思ってしまいます。
理由③ 借りた側の口コミがほぼ0
また、トケマッチで時計を借りる側に焦点を当ててみると、
実際に借りてみた人の口コミがほとんど見つかりません。
雑誌やSNSでも投資手段として貸す側の口コミはよく見かけますが…
借りてみた人の声が見つからず、そもそも本当に借りられていたのか?疑問に思ってしまいます。
借りる側からしてみても、
- 高い使用料を払ってレンタルするメリットが少ない
- 借りるより買った方が結果的に安く済むことも
- すり替えや借りパクも可能
など、そもそもサービスとして破綻していた可能性が否定できません。
このあたりも、トケマッチが怪しいと言われていた理由でしょう。
理由④ 社員の対応
また、トケマッチのサービス終了に伴い明らかになった事実として、
預かっていた高級腕時計は既に転売されていた
ということ。
そもそも転売目的で高級腕時計を集めていた可能性も出てきています。
また、サービス終了を知らせるトケマッチの公式サイトには、
これまでご愛嬌ありがとうございました
という言葉が。
この誤字に、ビジネス慣れしていない人が経営していたのでは?と言われています。
ますますトケマッチの怪しさが増してきますね…!
トケマッチはもともと詐欺目的だった?
このようにもともと怪しいと言われていたトケマッチ。
そもそも、時計を集めて転売するポンジスキーム(投資詐欺)だったのでは?
と言われています。
2021年からサービスを開始し、ある程度の金額が集まったのでしょう。
もともと会社を閉じて逃げることまで計画されていたのかもしれません。
一般的にこのようなポンジスキームは警察も捜査しづらいと言われており、緻密に計画された詐欺だったのかもしれません。
引き続き動向に注目ですね。